山口歴の新作壁画「OUT OF BOUNDS」天王洲の寺田倉庫で公開

ART FESTIVAL

Meguru Yamaguchi 「OUT OF BOUNDS」 , Photo by Yusuke Suzuki(USKfoto)

世界的に活躍する現代アーティスト山口歴が、高さ40m横22mの大型壁画に挑戦。北斎「龍図」をモチーフに、縦横無尽に山口のブラシストロークが飛翔

一般社団法人 天王洲・キャナルサイド活性化協会(東京都品川区/代表理事 三宅康之)は、「TENNOZ ART FESTIVAL 2024」(天王洲アートフェティバル2024)にて、世界的に活躍する現代アーティスト山口歴(やまぐち めぐる)が天王洲運河沿いの寺田倉庫T33ビル壁面に制作した大型壁画を公開しました。

「TENNOZ ART FESTIVAL」は、“アートの島=天王洲アイル”を舞台に、2019年から継続して運河沿い建築物や駅通路への大型壁面アートの制作や、公開空地への立体アートの設置を行っています。本年は、ニューヨーク・ブルックリンを拠点に世界的に活躍する現代アーティスト山口歴を迎え、天王洲運河沿いの寺田倉庫T33ビル壁面に高さ約40m、横幅約22mの大型壁画作品を追加しました。これにより、TENNOZ ART FESTIVALで公開した壁画や立体のパブリックアートは合計22作品になります。

アーティストの山口歴は、学生時代より「東京」という街が持つエネルギー、ストリートカルチャーに強く影響を受け、東京での壁画制作はいつか挑戦したいと考えていました。約一カ月の期間、天王洲の街の人や風、音などを感じながら公開制作された本作には、彼が作品制作において根幹としているテーマの1つである「越境性」が表現されています。

葛飾北斎の「龍図」を構図のモチーフに、黒・白・青・水色の4色によって描かれたブラシストロークが壁面を縦横無尽に飛翔するダイナミックな作品は、天王洲の玄関口でもある「ふれあい橋」横からも眺めることができ、「水辺とアートの街、天王洲」の新たな魅力として加わりました。当協会は本プロジェクトを通し、今後も天王洲の魅力あるまちづくりを創造し、世界へ発信できる文化観光地域づくりを行ってまいります。

新設作品について

TENNOZ ART FESTIVAL 2024 Work by Meguru Yamaguchi , Photo by Yusuke Suzuki(USKfoto)
TENNOZ ART FESTIVAL 2024 Work by Meguru Yamaguchi , Photo by Yusuke Suzuki(USKfoto)

作家ステートメント
本作は私の制作活動の根幹を成すテーマの一つである越境性を表現しています。私が生まれ育ち青春時代を過ごした1990年代、2000年代の東京には、サブカルチャーやストリートカルチャーが渾然一体となって新しいエネルギーが醸成されるような不思議な雰囲気があり、私はその街のChaoticな魅力に大いに影響を受けました。 本作では、ブラシストロークがビルの壁面を龍のように縦横無尽に飛翔する姿をイメージしながら、既成概念の超越を表現しました。 構図は葛飾北斎の「龍図」をモチーフにしながら、私なりの解釈を加えて作品に落とし込みました。 天王洲に訪れ、私の作品をご覧になった方々が、枠に囚われない自由な気分を一瞬でも感じ取ってくれたら嬉しいです。

アーティスト:山口歴

設置場所:寺田倉庫T33ビル 壁面

制作年:2024年1月

【山口歴(やまぐち めぐる)について】

1984年生まれ。東京都渋谷区出身。2007年に渡米し、現在はニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動している現代アーティスト。
絵画表現における基本的要素「筆跡/ブラシストローク」の持つ可能性を追究した様々な作品群を展開。代表的作品群”OUT OF BOUNDS”では「固定概念・ルール・国境・境界線の越境、絵画の拡張」というコンセプトのもと、筆跡範囲を制限してしまうキャンバスの使用を止め、筆跡の形状自体をそのまま実体化する独自の手法によって、ダイナミックで立体的な作品を制作し続けている。90年代から2000年代初頭の東京ストリートカルチャーの変遷を経験して育ち、渡米後は、ALIFE、BILLIONAIRE BOYS CLUB、FTC、NIKE等アメリカのストリートカルチャーを代表するブランドの他、ISSEI MIYAKE MEN、LEVI’S、OAKLEY、UNIQLOといった企業とのコラボレーションも行なっている。

https://instagram.com/meguruyamaguchi

水辺とアートの街、天王洲
倉庫やミュージアムだけでなく、街をまるごとアートにするTENNOZ ART FESTIVAL 2024

「TENNOZ ART FESTIVAL」は、“アートの島=天王洲アイル”を舞台に、2019年から継続して運河沿い建築物や駅通路への大型壁面アートの制作や、公開空地への立体アートの設置を行うプロジェクトです。近年、倉庫を利活用したミュージアムやアートギャラリーが集積するアートシティとしても注目が集まる天王洲ですが、水辺や街路空間などのロケーションを活かした「TENNOZ ART FESTIVAL」との相乗効果により、アートによる天王洲アイルの魅力向上を目指しています。

■過去の参加アーティスト一覧(敬称略・順不同)

淺井裕介、ARYZ、Kenta Cobayashi、DIEGO、松下徹、Rafael Sliks、Lucas Dupuy、日比淳史、Keeenue、吉野もも、Stachu Szumski、市田小百合、清水はるみ、KINJO、COIN PARKING DELIVERY、加藤智大、山田美優、日比谷泰一郎、佐藤周作、チームがんばりくん(奥田琴乃、岡美咲)、松崎大輔、門秀彦、江藤雄造、宇宙船地球号(加集陽、市川凛)、MISO (木下未琴、津田宙)、フカザワ ユリコ

会場:天王洲アイル一帯 ※継続展示作品を含む各アート作品の設置場所は公式サイトをご確認ください

エリアMAP:https://www.google.com/maps/d/u/0/viewer?mid=1EAEbBOIuL9OVwkleW1pXq7-RcB3sbmU&femb=1&ll=35.621370834038%2C139.74896055000002&z=16)
公式サイト:https://tennoz-art-festival.com/

公式Instagram:https://www.instagram.com/tennozartfes/

主催:天王洲アートフェスティバル2024実行委員会/一般社団法人天王洲・キャナルサイド活性化協会

共催:一般社団法人エリアマネジメントTENNOZ

協賛:寺田倉庫株式会社/東京燃料林産株式会社/日本ペイント株式会社

協力:株式会社東横イン/三信倉庫株式会社/東京モノレール株式会社/

パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社/三井住友信託銀行株式会社/三菱UFJ信託銀行株式会社

天王洲の水辺観光は可能性の宝庫。水辺を活かした観光コンテンツを世界へ届けるために奔走する人々とその想い。

PR TIMES STORY:https://prtimes.jp/story/detail/YxRG4OFZEGr

天王洲の壁画を巡るアートツアー開催

観光地化の新な取り組みとして、天王洲エリア内のアート作品を近距離モビリティでめぐる多言語対応のガイドツアーを開催します。クラウド型街巡りガイドサービス「Smart Town Walker® 」の採用により、天王洲の街へ観光にお越しいただく外国人の方も気軽に天王洲とアートをお楽しみいただくことができます。ツアーの詳細は、特設ページをご確認ください。
「天王洲アートツアー」特設ページ:https://canalside.or.jp/activity/

天王洲で開催される4月〜5月の主なアートイベント

天王洲のパブリックアートと合わせて、天王洲では展覧会、アートイベントもお楽しみいただけます。

WHAT MUSEUM 「感覚する構造 – 法隆寺から宇宙まで -」(2024年4月26日(金)〜8月25日(日))

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000375.000014158.html

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